
主要設備
一般ガス・混合ガス部門
一般ガス部門 | O2-gas / L-O2、 N2-gas / L-N2、 Ar-gas / L-Ar、 CO2-gas / L-CO2 |
混合ガス部門 | Ar+CO2、 Ar+H2、 Ar+O2、 N2+CO2、 N2+O2、 N2+H2、 O2+CO2等 |

CE
40型(40m3) × 3基(O2、 N2、 CO2)
20型(20m3) × 1基(Ar)
20型(20m3) × 1基(Ar)

液化ガス高圧ポンプ
585L/hr × 7台
(O2 × 3、 N2 × 2、 Ar × 2)

プランジャーポンプ
1,500L/hr × 2台 (CO2用)
高圧蒸発器
600m3/hr × 5台 (O2、 Ar)
400m3/hr × 2台 (N2)
400m3/hr × 2台 (N2)

蓄圧器
500L × 8基 (O2、 N2、 Ar)
シリンダー充塡架台
O2 3パレット × 2系列、
2パレット × 1系列
N2 2パレット × 2系列
Ar 3パレット × 2系列
N2 2パレット × 2系列
Ar 3パレット × 2系列

シリンダー充塡架台
CO2 6台

混合ガス充塡架台 (CO2+Ar)
16本 × 2系列

混合ガス充塡架台 (可燃)
10本 × 1系列

LGC充塡架台、ローラーコンベア
O2 × 2台、 N2 × 4台、 Ar × 1台、
CO2 × 2台、 大型N2 × 1台、
大型O2&CO2共用 × 1台

カードル充塡架台
O2 × 4台、 N2× 1台、 Ar × 1台
耐圧検査部門
品質規格
酸素
CE受入 | LGC | シリンダー | ||
純度(Vol%) | >99.7 | >99.7 | >99.6 | |
不純物 | O2(Vol ppm) | - | - | - |
N2(Vol ppm) | - | - | - | |
DP(℃) | < -70 | < -70 | < -60 | |
窒素
CE受入 | LGC | シリンダー | ||
純度(Vol%) | >99.999 | >99.999 | >99.998 | |
不純物 | O2(Vol ppm) | < 1 | < 5 | < 10 |
N2(Vol ppm) | - | - | - | |
DP(℃) | < -70 | < -70 | < -60 | |
アルゴン
CE受入 | LGC | シリンダー | ||
純度(Vol%) | >99.999 | >99.999 | >99.998 | |
不純物 | O2(Vol ppm) | < 1 | < 1 | < 5 |
N2(Vol ppm) | < 5 | < 9 | < 10 | |
DP(℃) | < -70 | < -70 | < -60 | |
炭酸ガス
CE受入 | LGC | シリンダー | ||
純度(Vol%) | >99.95 | >99.95 | >99.5 | |
不純物 | O2(Vol ppm) | - | - | - |
N2(Vol ppm) | - | - | - | |
DP(℃) | < -60 | < -48 | < -48 | |
※シリンダーについては、異臭が無いこと
自動化・効率化への取り組み
【シリンダー充塡の自動化】
弊社は2009年、業界に先駆けて「パレット型自動充塡方式」を導入し、シリンダーの充塡作業を自動化・省力化・効率化してきました。
<産業用一般ガス充塡>でも紹介しましたが、弊社では16本のシリンダーを同時に充塡できる自動システムを採用しており、大規模なニーズにも対応できる体制を構築しております。 初めて構内を見学されるお客様は、大量のシリンダーがあるにもかかわらず、充塡作業する人数が少ないことにいつも驚かれています。
ただし、以下の工程では今も人の力が不可欠です。
・ 空のシリンダーをパレットに載せる作業
・ 充塡後のシリンダーを充瓶置場へ移動する作業
・ 各シリンダーに充塡金具を取り付け・取り外す作業
これらは、現在も作業員が手作業で対応しています。
【耐圧検査の自動化】
耐圧検査についても各工程でほぼ自動化されていますが、検査装置間のシリンダー移動は従業員が手作業で行っています。 理想的には、検査装置を直線的に配置しベルトコンベアでシリンダーを自動搬送できる構造が望ましいのですが、建屋内施設スペースの制約により装置が時計回りに配置されており、現状では人力で対応しています。
【自動化の利点と人の役割】
自動化によって以下のメリットが得られます。
・ 人件費の削減
・ 処理能力の向上
・ 操作ミスの削減
しかし、最終確認や臨機応変な対応には熟練作業員の経験が欠かせません。
そのため、安定した操業のためには、機械化、自動化だけでなく「技術やノウハウの継承」も同じくらい重要で、大切にしないといけないと考えています。
右側には、シリンダーの自動充塡工程が示されています。 シリンダーへの充塡作業は、自動シーケンスによって実行され、充塡中従業員は他の作業にあたることができます。
このパレット型自動充塡方式の主な特長は、以下の通りです。
- 16本組のパレット方式を採用 。 プラッター搬送により、作業効率が向上。
- 誤充塡防止のため、ガス種ごとにパレットと充塡架台の色分けを実施。
- 酸素:黒色、 - 窒素:青色、 - アルゴン:オレンジ色 、 - 炭酸ガス:緑色、 - 混合:黄色
- タッチパネルによる対話式操作を導入。 直感的な操作で、作業の正確性と安全性が向上。
- ガス種ごとに2台以上の昇圧ポンプを設置。 機器の故障リスクを低減し、安定した運用を実現。
- シリンダー充塡架台の真上(2階)に自動弁架台と制御盤を配置。 省スペース化と配管の短距離化により、設備の効率性を向上。
安全への取り組み
弊社では、高圧ガスや極低温液化ガスを取り扱っているため、安全管理には特に力を入れて取り組んでいます。
日常点検、定期点検、5S、ヒヤリハットに加え、下記を取り組んでおります。
・ 社内教育の実施 全従業員を対象に、定期的な保安教育講習会を開催し、高圧ガスに関する知識や安全な取り扱い方法を再確認しています。
・ 専門担当者のスキル向上 保安係員や防災要員には、社外の講習会やセミナーへの参加を促し、技術と知識の向上に努めています。
・ 社内制度の充実 長年にわたり安全に勤務した従業員を表彰する制度や、資格取得を奨励する手当金制度を整備しています。
・ 防災訓練の実施 事業所内防災訓練に加え、川口市消防局南消防署と連携した大規模な消火訓練も行っています。
また、以前アセチレンの製造を行っていた頃は自衛消防隊がありましたが、製造移管した現在は、防災要員が消火班として活動しています。











